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伊加瀬太郎

伊加瀬太郎

2021-08-17 04:38:27

濡語 酉 
-Nure Monogatari Tori-

2020年3月、彼女と初めて出会った。

彼女の名前は干支。ある漫画のキャラから取った源氏名で、デリヘルの仕事をしている。

彼女はコロナで仕事の減った補填のため、大阪から東京に限定的に仕事に来ていた。所謂、出稼ぎ姫と言うやつだ。彼女の話によれば、この出稼ぎが中々の稼ぎになるようだ。お店の常連に取っては普段いない顔だし、期間が限られているからしっかり時間もとってくれる。期間中ほとんど空きがなく仕事が入る。確かに彼女は容姿端麗でスレンダーながら綺麗なカーブを描く胸と尻、手足は長く切長の目とすっとした顔のラインで男ウケはよいだろう。自分はたまたま夜に定期的に閲覧する風俗情報で彼女を見つけた。デリバリーエリアに家も近かった事から興味本位で近所のラブホに彼女を呼んだ。

外見とは裏腹に干支は屈託ない話口調と、人懐こい関西弁で初めて会ったとは思えない距離で話しかけてくる。大阪での話や地元の話を聞き、好きなものの話なども盛り上がり時間はあっという間に過ぎてしまったが損をしたという気持ちは一切無かった。最後に彼女の大阪での店の話を聞き、必ず会いに行くと約束した。

2020年5月、彼女との繋がりが途絶えた。

ようやく、大阪に仕事で行く用事が出来た為教えてもらっていた干支の店に予約を入れようとしたが、お店のホームページからは彼女のパネルが消えていた。とても印象の良い彼女だった為、何か喪失感の様なものが自分の心に強く波打った。しかしそれと同時に、何故だかこのまま会えないという事はないという風な感覚だけが刻まれていった。

2020年8月、彼女と再会した。

コロナでオリンピックは延期になった。何もかもが一年先まわしにされたような気持ちで暑い夏を過ごしていた。お盆休みに入る頃、一通のメールが届いた。以前利用したデリヘルの店長からだ。太郎さん、干支ちゃん出稼ぎに来ましたよ!予約しますか?連絡お待ちしております。彼女の出勤スケジュールと一緒にその言葉が書かれていた。自分のスケジュールと照らし合わせる。彼女の出勤スケジュールの最終日の最終枠にしか行けそうにない。店に電話してその日のその時間を予約した。以前と同じラブホで彼女を待ち侘びる。スマホに非通知の電話が入る。

「太郎さん!元気だった?干支です。お久しぶりです!今向かってます!待っててね!」

電話から15分程経った頃、部屋のチャイムが鳴った。ドアを開けると変わらない笑顔の干支が立っていた。

「太郎さん!元気だった?5月も出稼ぎ来てたんだよ!でも会えてよかった!」

部屋に入ってくるなり矢継ぎ早にそう話しかけてくる。何も変わりない彼女そのままだった。確かにそう長い時間会ってないわけでもなくたった数ヶ月顔を見なかっただけだ。彼女は4月に大阪のお店を退店していた。その後はキャバ嬢として大阪で働いていて、そこそこ人気嬢として忙しくしているようだ。

「あんなぁ、出稼ぎも今回で最後になると思うねん。もう風俗は引退するねんな。だから、今日が最後の風俗嬢やな。太郎さんでおしまいや。」

風俗もコロナの煽りを受けるよりも前から不景気の煽りを受けていることは知っていた。飲み屋のお姉さんの方が稼ぎの良い地域も沢山あるし、それはそれで選択肢としてありだと思った。

「そろそろ、お風呂入ろか?」

ひとしきり話した後、彼女に服を脱がされ、彼女の服も脱がせていく。彼女がくる前にとりあえず歯磨きとうがいは済ませてあった。

「太郎さん、前も思ったけど歯磨きセットとうがい薬持ち歩いてんの?それってもう、プ、プロやん、、、。」

くすくす笑いながらそう言った。こちらの手を引いてバスルームに向かう。

「太郎さんて、なんかオモロいなぁ。」

こちらの身体を洗いながら上目遣いに干支は言う。こちらも干支の身体を洗う。

干支、今日はマッサージしてやるよ。

「え?ほんま?何で?嬉しいけど。」

こちらの身体を拭きながら、表情と全身で喜びを表現する干支。お互いで身体を拭き終えると、干支は小躍りでベッドに向かう。

「前々から、気になっててん。オイルマッサージ。一度やってもらいたかってん。でもそういうお店行った事なくて、だって変なおっさんとかにされるのやだしなぁ、よくAVとかであるやん?親父のマッサージ師にエッチな事されるやつ。あんなんいややん?あ、生まれて初めてのオイルマッサージや。太郎さん干支のオイルマッサージ処女奪うんやね。」

コロコロ笑いながらそう言う干支。

俺もおっさんだけどいいんかい、、、、。

「太郎さんは、おっさんて感じしない。なんて言うかさ、年齢不詳やし。干支の事、気持ち良くしてくれるのわかってるしな。」

そう言いながら、素直にうつ伏せる。均整の取れた身体がベッドにうつ伏せている。

ポンプからオイルを手に注いで、両手でそれを馴染ませる。体温をオイルに伝えてから、干支の肩甲骨に両手を合わせる。

「ええ匂い。あったかいなぁ。」

少しの緊張が伝わってくる。そのまま、肩を揉み解していく。コリはあまり感じない。ゆっくりと両手で二つの円を描くようにして、背中から腰の順にマッサージする。再びポンプからオイルを手に注いで、足首からふくらはぎを揉み解す。ふくらはぎにリンパの滞留を感じたのでそれを流していく。

「あぁ、そこ痛いわぁ。痛たたた。でも、なんかこそばいわ。ん、痛、、はぅ。」

ヒールの高い靴を履いてる女性は特に、ふくらはぎに疲れがたまる。干支もまた黒いヒールの高い靴を履いていた。

太腿までしっかりマッサージする。外側に指を這わすと、時折腰を浮かせる。干支の感じるポイントはなんとなくわかっている。足の裏もしっかりマッサージする。土踏まずを揉むと少し痛いと言う。場所的には目の疲れを意味するが干支はあまりそれは感じてないようだ。足の裏は無数のツボがあるため別の要因かもしれない。痛みが和らぐ程度まで、入念に揉み解していると、痛みは感じなくなったようだ。

肩から二の腕、指先までしっかりマッサージしてから仰向けになるように伝える。

くるっと身体を反転させる干支。

虚ろな目をこちらに向けてくる。

デコルテに沿って外側にリンパを流し、肩から指先までマッサージすると、干支が指を絡めてくる。手のひらを揉み解すと腰をくねらせる。そのまま手を離してオイルを手に注いでから両手で翼を作るようにして、下腹部にそれを軽く押し当てる。

「なんか、こそばゆいなぁ。じわじわするわぁ。ん、、あったかいわ、、。」

干支の足が大きく開くのに合わせて、身体を重ねる。干支が抱きついてくる。

何も言わずにじっと見つめてくる。

干支の胸の膨らみに両手を這わせる。下から支え上げるようにして、優しく揉むと吐息が漏れ出してくる。

「あ、、はぁ、、はぁ、、ん、、、。」

片手を口元に寄せて指を噛んで声を押し殺す

ぷっくりと乳首が立ってきたので、それをゆっくり舌で転がした。片方ずつ丁寧にゆっくりと舐めあげる。転がすように舌先で弾くと干支の腰が反る。そこに腕を滑らせて、片手で抱き抱えるようにすると胸の間からへその部分まで舌を滑らせた。

「はぅ!、、、はぁ、、あん、、あぅ。」

そのまま、もっと下までいきたい衝動を抑えて、足の付け根に蛇行するように舌を這わせてから、時に吸い付いてみる。横腹まで舌をつつっと進める度に干支の身体が跳ね上がる
干支の中心の外側を下から舐めあげる。舌を中心に滑らせると、オイルとは違う温かいとろみのある蜜が溢れている。それを舌で受け止めて、最上の突起にまとわりつく様に舌を動かす。意識してゆっくり舌を動かし、吸い付く。初めて会った時から気づいていた事だが、干支は早い動きが苦手だ。ゆっくりとした動きに悦びの吐息が大きくなる。中心に指の腹を当てて揉み解すようにしながら、クリに吸い付くとぴちゃぴちゃと蜜が溢れ出してくる。指の腹を上にしてゆっくり挿し入れていく。時折締め付けてくるのを感じる。

干支の中の感じる部分は手前にある。そこをゆっくりゆっくり押し上げる。下腹部が小刻みに震えてくる。押し上げる。脱力する。再び押し上げる。脱力する。クリは円を描くように舐めながら、蜜の溢れる音が早くなる。これ以上早くするとくすぐったくなることを知っているので、ゆっくりと指も舌も動かすことに集中すると、干支の身体が痙攣を始める。もうすぐだなと確信する。

「あ、あ、あ、イッくぅぅぅ、、、、。」

両足の指がシーツをしっかり掴んで、大きく身体を仰け反って干支は絶頂した。

そのまま両手で干支の腰を持ち上げて、唇をそこから離さない。

干支の全身が震えて総毛立つ。全身に鳥肌が広がっていく。見てわかるように全身に。

全ての感覚を取りこぼさんとするかの様に。

干支は一度イッてしまうと後はくすぐったくなってしまい、そのまま快楽の波は下降してしまうことは知っていた。

世の中には何度もイケる人と一度絶頂するとそれで終わってしまう人がいる。

では、一度イッてしまった人は損ではないかと思うかもしれないが、それは否だ。そういう人にはそういう人なりの快楽の延ばし方がある。

余韻をコントロールしてやることだ。

今の干支は全身性感帯状態と言ってもおかしくないくらい、全ての感覚を享受しようとしている。イッた後の中心周辺は更に敏感になっているので、ここを刺激すると逆効果になってしまうので、敢えてそこには触れない様にして、全身を愛撫する。胸に吸い付く、首に舌を這わす。余韻は続く。快楽の下降をゆっくりしたものにする事で、感じる悦びは長くなっていく。強く抱きしめる。干支の身体が熱を帯びている。

「堪忍、、もう、、ダメ、、、。」

動きを止めると強く抱きしめてきた。

マッサージにはそれなりの労力を必要とするし、相手を気持ち良くする事にもそれなりにエネルギーを消耗する。干支の身体が冷たくなるのと反比例して、こちらは汗だくになっていたので、身体を離して、干支には布団を掛けた。小さく欠伸する干支。これも干支の本当にイッた時の症状で眠くなったわけではないという。酸素が脳にいってないだけと。ゆっくり深呼吸してこちらをじっと見つめる

「また、、イッてしまった。太郎さんをイカせる仕事やのに。ほんま、名前の通りやん。全然仕事にならへん。なんか悔しい。」

そう言って額をこちらの額に押し付けてくる

あっという間に終わりの時間が近づいてくる

「太郎さん、イカなくてええの?ほんまに?する?しようか?」

いいよ。今日は出稼ぎ最終日でラスト枠にしたんは、マッサージしてやろうと思っただけだし、気持ちよくイッてくれたからいい。
ならば、ゆっくり風呂でも入ろうか。

そう言って、まだ足もおぼつかない干支をバスルームに連れていった。

他愛もない会話をする。二人で笑う。でも、もうこういう風に会うことはないんだろう。
そう感じながら笑いあった。

帰り際、名残惜しいなと思っていると。

「太郎さん。LINE交換しよう。コロナ落ち着いたら大阪来てな。また会おう!」

そう言って部屋を出て行った干支。

まだ再開できてないけど、時折連絡がある。

また会えるかな。会えるんだろうな。

コメント 11

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もらったスタンプ一覧

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伊加瀬太郎

2021-08-25 13:07:25

>> コメヒョウさん
あはは🤣
検討をお祈りいたします( ^ω^ )

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コメッコ《かつてコメヒョウと呼ばれたゲスト》

2021-08-25 12:31:32

私ももし関西の方とお相手する機会があった時に、
『堪忍して〜』
って言ってもらえる様に努めますね〜😆

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伊加瀬太郎

2021-08-18 02:43:37

>> 🧨りろ37564🧨さん
干支は使ってたで? by 難波

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2021-08-17 12:40:10

>> 🧨りろ37564🧨さん
やっぱりそ~なんだ~🤣

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🧨りろ37564🧨(帰国中)

2021-08-17 12:37:30

>> 💋らら💋976さん
そんな言葉使わへん。by京都

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伊加瀬太郎

2021-08-17 10:56:03

>> 💋らら💋976さん
是非是非ご活用ください(*´∀`*)

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2021-08-17 10:45:05

堪忍って、なんかい~な🤣💦
ちょっとこれから使ってみるね😳😝

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伊加瀬太郎

2021-08-17 10:37:20

>> 🧨りろ37564🧨さん
大変お騒がせしました(*´∀`*)はは

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伊加瀬太郎

2021-08-17 10:36:30

>> 💋らら💋976さん
どゆことさ(*´∀`*)

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🧨りろ37564🧨(帰国中)

2021-08-17 07:46:47

眠いのに読んでしまう…
私の睡眠時間を返してください笑

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2021-08-17 06:17:54

も~堪忍してや~💦

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