sanmarusan
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北海道/55歳/男性

やっぱり名監督はディレクションだけじゃなく映画の編集も見事だよねー

...そう思っていた時期がわたしにもあったっけ?...あったことにしておきます。


ホントは映画監督の編集の技量なんて意識したことはなかったのですけど、とある出来事がわたしに大変な衝撃をもたらしました。
「ブレードランナー/ディレクターズ・カット 最終版」(1992年)です。
最近の若い方にはそもそもブレラン(1982)がわからんかもですねぇ....
当時の若かりしasciiは「ディレクターズ・カット」のワードにかなりの違和感を覚えたものでした....(  ̄- ̄)
「え?ディレクターズ・カットって....今までオレが観てたブレランはディレクター(監督:リドリー・スコット)がカット(編集)したヤツじゃねーの?誰がカットしたヤツ観せられてんのよ?」といった感じでそれはもう困惑しきりでした。

実はハリウッドでは日本と違って制作(プロデューサー)や配給会社に公開用素材の編集権があることが多いらしいです。減っているかもしれませんが今もあるようです。
映画は監督のディレクションで脚本や演出に沿って撮影されるのですけど、撮影された素材はプロデューサーや配給会社に渡されて最終的にそこで編集されたものが公開されるというプロセスです。
不本意な編集で公開されちゃった監督やスタッフが「ガマンならん!いいからオレにやらせろ!」なのか、配給会社が「すまん!ファンが騒いでいるから再編集してくんない?」なのか、はたまたもっと別の生臭い事情なのかはわかりませんが、そういったあれやこれやがあって監督の手で再編集されたものがディレクターズ・カットです。

まぁ配給会社やソフト会社にとっては劇場公開とソフト化で既に役割を終えたリソースを使ってもうひと儲けできるので、1粒で2度おいしいアーモンドグリコ的なビジネスモデルなわけです。
なんかユーザーサイドとしては納得いかない気もしますけど、それなりに楽しませてもらっているので悔しいですが不問とします。無罪。

「完全版」ビジネスも「ん?今までのは不完全てこと?不完全なモノ観せといてカネとるなよ!」と憤りたいところですが、こちらもそれなりに楽しませてもらっているので悔しいですが不問とします。無罪。

ファンの心理を突いて既存のリソースを使ってコストを抑え新しい利益を生み出す。
マーケティングとはかくあるべきですな。
なんだかファンの足元を見たちょっとイヤらしい商売という印象はぬぐい切れませんけど....

ちなみに現在のアーモンドグリコのパッケージにも「1粒で2度おいしい」の表記は残っています。

しょーもない長文しつれいしましたー( ̄▽ ̄)

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